「電気主任技術者は責任が重すぎるからやめとけ」
「割に合わない仕事だから、他の業界にしたほうがいい」
ネット上の掲示板やSNSで、このようなネガティブな意見を目にして不安になっていませんか? これから難関資格に挑もうとしている方や、業界に入ったばかりの方にとって、先輩たちのこうした言葉は重くのしかかるものです。
建設・設備業界で多くの技術者を見てきた私の立場から、正直にお答えします。
その忠告は、半分は正解ですが、半分は間違いです。
「やめとけ」と言われるような過酷な環境があるのは事実です。しかしその一方で、正しい場所を選び、イキイキと働きながら高収入を得ている技術者がたくさんいるのもまた事実です。
この記事では、「なぜネガティブな評判が立つのか」という業界の裏側を解剖し、後悔しないキャリアを歩むための判断基準をお伝えします。
■ 目次
- 1. なぜ「電気主任技術者はやめとけ」と言われるのか?
- 2. それでも目指すべき「勝ち組」の働き方
- 3. こんな会社なら「やめとけ」! 回避すべき特徴
- 4. 大阪・東大阪で「チームで働く」なら【株式会社ケンコウシャ】
- 5. まとめ・将来への展望
■ なぜ「電気主任技術者はやめとけ」と言われるのか?
火のない所に煙は立ちません。「やめとけ」と言われるには、それなりの理由があります。まずは業界特有の「厳しさ」を直視してみましょう。多くの技術者が悩むのは、主に以下の3点です。
・ 逃げ場のない「法的責任」の重さ
電気主任技術者は、電気事業法に基づく「保安の責任者」です。万が一、管理している施設で電気事故や波及事故(近隣への停電被害など)が起きた場合、その原因究明や対応の矢面に立つことになります。
「自分の判断ミスで事故が起きたらどうしよう」というプレッシャーは、特に経験の浅いうちは相当なストレスになります。この責任の重さが、給料に見合っていないと感じる人が「やめとけ」と発信する大きな要因です。
・ 24時間365日の「拘束感」
これは勤務先によりますが、ビル管理会社や一部の保安業務では、夜間や休日でも緊急対応を求められることがあります。
「雷が鳴ったら現場へ直行」「休日に電話が鳴るのが怖い」
このようにプライベートが浸食され、気が休まる暇がない環境に身を置いていると、精神的に消耗してしまいます。
・ 現場特有の「板挟み」ストレス
電気主任技術者は、オーナー(施主)と現場の職人、あるいは電力会社との間に立つ調整役でもあります。
コストを渋るオーナーに対し、必要な改修を説得しなければならない。一方で、現場の職人さんからは「そんな理屈は現場じゃ通じない」と反発される。この板挟みになりやすいポジションも、コミュニケーションが苦手な人にとっては「辛い仕事」と感じる原因の一つです。
■ それでも目指すべき「勝ち組」の働き方
ここまでネガティブな側面ばかりをお話ししましたが、それでも私は「電気主任技術者は目指すべき素晴らしい職業だ」と断言します。理由はシンプルで、これほど「個人の市場価値」が保証された仕事は他にないからです。
・ 圧倒的な「独占業務」の強み
AIが進化しようとも、法律で「電気主任技術者を置かなければならない」と定められている以上、あなたの仕事がなくなることはありません。
「やめとけ」と言われるほどの責任があるからこそ、参入障壁が高く、資格者の価値は守られています。景気に左右されず、定年後も働き続けられる。この安定感は、他業種にはない特権です。
・ 「孤独な戦い」にするか「チーム戦」にするか
ここが最も重要なポイントです。「やめとけ」と言っている人の多くは、責任を一人で背負い込む環境(いわゆるワンオペ)で働いています。
しかし、組織としてバックアップ体制が整っている会社であれば、話は別です。
- 判断に迷った時に相談できるベテランがいる
- トラブル対応をチームで分担できる
- 休暇中の連絡は会社が引き受けてくれる
こうした環境であれば、過度なプレッシャーに押しつぶされることなく、純粋に技術者としてのやりがいを感じられます。つまり、問題は「仕事そのもの」ではなく「働く環境(会社)」にあるのです。
■ こんな会社なら「やめとけ」! 回避すべき特徴
会社選びを間違えてしまうと、それこそ「やめとけ」と言われるような辛い現実に直面することになります。求人を探す際や面接の際には、以下のポイントに注意して会社を見極めてください。
・ 「見て覚えろ」スタンスの会社
電気主任技術者の仕事は、命に関わる危険も伴いますし、法律の知識も必要です。それなのに、未経験者に対して十分な教育期間を設けず、「現場で見て覚えて」といきなり放り出すような会社は危険です。
しっかりとした研修制度や、先輩が同行して教える期間があるかを確認しましょう。教育体制がない会社では、事故のリスクが高まるだけでなく、あなた自身の精神が持ちません。
・ 設備投資を渋る会社
管理している測定器や工具、あるいは社用車などがボロボロのまま使われている会社も要注意です。
道具にお金をかけない会社は、社員の安全や働きやすさにも投資をしない傾向があります。また、古い設備ばかりを扱っている現場はトラブルが頻発しやすく、結果として休日の呼び出しが増えるという悪循環に陥りがちです。
逆に、新しい技術や分野(通信インフラなど)に積極的に取り組んでいる会社は、経営体力があり、働く環境も整備されていることが多いです。
■ 大阪・東大阪で「チームで働く」なら【株式会社ケンコウシャ】
もしあなたが、大阪周辺で「一人で責任を負わされるのは怖い」「しっかり教えてくれる会社が良い」と考えているなら、私たち株式会社ケンコウシャを知ってください。
私たちは「電気通信工事」と「電気設備工事」の両方を手掛ける会社ですが、何よりも大切にしているのは「チームワーク」と「人を育てること」です。
・ 「一人にはさせない」チーム制の安心感
ケンコウシャでは、基本的にチームで現場に向かいます。未経験の方や経験が浅い方が、たった一人で現場の責任を負わされることはありません。
分からないことがあればすぐ横にいる先輩に聞けますし、トラブル対応も組織として行います。「自分一人ですべて判断しなきゃいけない」という孤独なプレッシャーとは無縁の環境です。
・ 幅広いスキルが身につくから、仕事が面白い
単調な点検業務だけでなく、携帯電話の基地局工事やLAN配線工事など、時代の最先端を行く「通信インフラ」の現場にも携われます。
電気の知識だけでなく、通信やネットワークのスキルも同時に学べるため、技術者としての市場価値は高まる一方です。「毎日同じことの繰り返しで飽きる」ということもありません。
・ 未経験からでも「プロ」に育てます
当社には、全くの未経験からスタートして活躍している社員がたくさんいます。
「資格はあるけど実務は初めて」という方も、「これから資格を取りたい」という方も大歓迎です。資格取得支援制度を活用しながら、じっくりと技術を磨いていってください。
ケンコウシャなら、「やめとけ」と言われるような過酷な環境ではなく、「やってよかった」と思える充実したキャリアを提供できます。
▼ ケンコウシャの働き方・採用情報はこちら
https://www.kenkohsha.jp/recruit
■ まとめ・将来への展望
「電気主任技術者はやめとけ」という言葉は、あくまで一部の過酷な環境を切り取った側面に過ぎません。
社会インフラを支えるこの仕事は、本来とても誇らしく、将来性のある職業です。AI化が進んでも、現場で判断し、手を動かせる技術者の価値は下がるどころか上がっていくでしょう。
大切なのは、あなたを使い潰す会社ではなく、あなたをプロとして育ててくれる会社を選ぶことです。
この記事を読んで「ここなら頑張れそうかな」と少しでも感じていただけたら、ぜひ一度ケンコウシャへご連絡ください。不安なことや疑問点があれば、面接などで正直にお話しします。一緒に働ける日を楽しみにしています。
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